おもしろいんだぜ。

とある大切な女性に教えてもらった漫画、ブルージャイアントを今日読んだ。
(購入したのは今年の正月のブックオフのセールというのはナイショ。)

うん、実にいい漫画じゃないか。どうしてもう少し早く読まなかったんだろう。
ストーリーがBECKのそれを彷彿とさせるというか、青臭くて青春感漂う感じ。非常に良いじゃない!そりゃ売れるわ!

巻末のオマケ漫画に書いてあったのだが、やはり漫画で音楽を表現するとなると非常に難しいらしい。BECKを書いていた時のハロルド作石も同じ事を言っていた。

「漫画からは音は出ない」

つまり、どれだけ作中で天才的なアーティストだろうがヘタクソなアーティストだろうが漫画からは音が出ないから凄さ、平凡さが伝わりにくいのだ。
現に実写化された映画BECKが酷かった。
原作ではBECKの主人公コユキくんは天才的な歌声の持ち主として描かれているが、歌声はもちろん読者には聴こえない。
周りのキャラクター達の反応で凄さを表現しているのだが、これは漫画だから伝わるのであって実際に音も動きも伝わる映画というジャンルでは通用するはずがない。
しかし映画BECKでは忠実に再現されていたのだ。原作と同じようにコユキの歌声は聴こえなかったのだ。
原作が大好きだった自分は、歌声がどのように再現されるのだろうと楽しみでコユキが歌うシーンを心待ちにしていた。とうとうやってきたそのシーンは必死に歌ってる風の描写だけで歌声はカットされていたのである。
これにはたまげた。映画でこれやるか?
そして案の定映画はコケた。

話が逸れたが、このように音楽を漫画で表現するのは難しいのだ。
ではこの手のジャンルで成功するには何が必要不可欠か。

それは知識と愛だと思う。

BECKの作者ハロルド作石も言っていたが、
通が知ってるような知識や、小ネタを盛り込む。そうする事によってポッと出のにわかの漫画ではなくなるらしい。
確かに音楽好きな人から見たらマニアックなネタならマニアックである方が嬉しいに決まっている。(余談だがドラえもんのガキ大将、ジャイアンはなんとレッドツェッペリンのバンドTシャツを着ている)
そういったツボを押さえているから評価されたんだと思う。

今回のブルージャイアントもそうだ。
自分はロックやメタル、ハードコアばかり聴いて来たのでジャズの知識は皆無だが、作者がジャズ好きなんだなというのは伝わった。気持ちが入っているのが分かった。
故に楽しく読むことが出来たのだと思う。

読む前はジャズなんかそこまで興味湧かなかったけど(とは言ってもマイルスデイビス、マディウォーター、ルイアームストロング辺りは好き)
漫画を読んでみて興味がより一層深くなった。
この漫画を機にジャズの世界に入る人はどれくらいいるのだろう。
今後の展開に要注目である。
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